室内の延長線のような感覚で使うことができると注目されているウッドデッキ。ですが、あまり深く考えないまま設置してしまうと、「思っていたより小さかった」などと後悔する可能性もあります。自分がウッドデッキを使って実現したいこと、そしてそのために必要なサイズをあらかじめリサーチしておくといいでしょう。

例えば洗濯物を干す場合。洗濯物の量にもよりますが、一般的なステンレス物干し竿は約4mが長さの限界です。これを使いたいのであれば間口(横幅)が2.5間(約4.5m)必要なのですが、このサイズのウッドデッキだとそれなりに大きくなってしまいます。現実的なのは2間(約3.6m)ではないでしょうか。出幅(奥行)は、室内の窓を閉めた状態で洗濯物とガラスが触れないように3尺(約90cm)を見ておくといいでしょう。物干し台が下に落ちないようにするには、余裕を持って4尺(約1.2m)用意しておいてもいいかもしれません。

そして子どもを遊ばせる場合。人工樹脂のウッドデッキであれば水にも強いので、子ども用プールを置くだけで十分な遊び場になります。直径1mのプールを乗せるだけであれば、間口1間(約1.8m)、出幅4尺(約1.2m)くらいあれば十分です。ただ、お子さんが夢中で遊んでいるうちにプールがずれてきたり、転んでプールの外に出てしまったりする可能性もゼロではありません。プールのまわりで見守る大人分のスペースも必要なので、もう少し広めのサイズにしておいた方が安心です。

このように、目的によって設置するべきウッドデッキの大きさは変わってきます。業者に依頼する際、サイズを伝えた方が施工もスムーズなので、出来るだけ情報を集めておくことが大切です。計測はもちろん、実際の施工例をチェックしてみるのもいいでしょう。施工例を見ることで具体的なイメージが沸きやすくなりますし、業者とのやりとりも簡単になるはずです。ウッドデッキ選びに失敗しないためにも、事前の入念なチェックは欠かせません。