親は子どものことになると「本当にこれでいいんだろうか?」「子どものためになっているのか?」と悩む機会が多くなるもの。それは子ども部屋のインテリアに関しても同じです。豊かな感受性を育みつつ、年頃になったら自然と机に向かって勉強できるような環境を整えておくのがベスト。理想の子ども部屋づくりのためには、色づかいがとても大事になってきます。

一般的に子どもが好むといわれているのが赤や青、黄色といったハッキリした明るい色。こういった色を進んで取り入れるのが子ども部屋のカラーコーディネートのポイントです。ただ、日本の家では子ども部屋のベースに白を使っていることも多々あります。確かに白は部屋を広く見せてくれたり清潔感を出してくれたりする色ですが、その一方ですべての光を反射する強い色でもあります。真っ白な病院にいるとなんとなく緊張してしまうように、ずっとそこにいると緊張感を覚えてしまうのです。

そういった空間はいい子ども部屋とはいえません。緊張を和らげられるよう、アクセントカラーとしてハッキリした色を取り入れましょう。子ども部屋のマストアイテムである学習机や学習チェアにも、ハッキリした色を使うのがおすすめ。自分の好きな色が使われている空間なら勉強も自然とはかどるでしょう。通販サイトではカラフルなシートカバーも販売されています。子どもの好きな色や部屋全体の色づかいに合わせて使ってみてください。子どもの個性に合わせて色づかいをコントロールするのもおすすめ。例えばやや落ち着きのない子なら、興奮色である赤ではなく紫寄りのピンクやグリーンなどを取り入れることで冷静さを身につけることができます。

視覚が未熟なベビー期から徐々に色彩感覚を身につけていく幼少期までは、特にハッキリした色を取り入れるようにしましょう。新生児は生後数週間まで白や黒などのモノトーンしか判別できないのですが、3ヶ月ごろまでには赤をはじめ青や黄色、オレンジやピンクといった分かりやすい色から認識できるようになるといわれています。この時期から視界にハッキリした色を置いておくことで、表現力やセンスに長けた子どもに育っていくはずです。